金舞うベガスの頂点

　ゲーセン行く感覚でベガスへ。とりあえずスロット。ドカーンと大きく頼むぞ、それっ！硬貨を投入。

　「７・・・７・・・」おい、まさかいきなり？

　「７」

　すんなり出ちゃったよ。もうちょっと、こう・・・なんていうか・・・・・・やったー生きててよかった、ありがとう。１８０００＄だって。その横に８０位とか書いてある。どうでもいいや。

　うん？「今すぐ住所を入力してください９０分後にあなたの家にお届けいたします」だって。まあいい、入力っちゃえ。




　早く来ないかなー、待ち遠しいよ。

　「ピーンポーン」らっしゃい。

　あぁん？なんだこいつら、ディーラが３人？こういう時ってボディーガード的な人が来るんじゃないの？勝手な思い込みか、それよりも早く金、金、金。

　「このたびは高額賞金獲得おめでとうございます。それと同時にあなたはベガスランキング８０位となりました」

　「ベガスランキング？」

　「はい、ベガスにて獲得した賞金の総額をランク付けしております」

　「なるほど」

　「もっと上位に入りたいと思いませんか？」

　「それって、もっと金がほしくないか？ってことですか」

　「まあ、言い換えればそういうことになりますね」
　
　「そうですか、ランキングなんて二の次です。何かいい情報でもあるのですか？」

　「はい、とっておきのギャンブルを用意しております」
　
　「とっておき・・・ですか。それっていったい」

　「ロシアンルーレットでございます」

　「ロシアンルーレットって自分で拳銃に頭を突きつけるやつですか」

　「はい、その通りでございます」

　「それってやばいでしょ」

　「大丈夫です。死体はちゃんとこちらが処理いたします」

　「いや、そうじゃなくて」

　「オッズは２乗倍にございます」

　「乗った」

　「ルールは簡単。リボルバー式の拳銃に一発の拳銃を込め、弾倉を回転させてから頭に向けて引き金を引く。ただし、先行はあなた様からです」

　「わかりました。その代わり弾は僕が入れさせてください」

　「はい、かしこまりました。では、始めましょう」

　弾を入れ、弾倉を回転させ、銃口を頭に向けて、引き金を・・・引くっ！

　「バーン」
　

　すんなり出ちゃったよ。もうちょっと、こう・・・なんていうか・・・・・・
　

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