Security Psychic

　俺は要人警護官。世間一般からは「ＳＰ」と呼ばれている。ただ俺は、そこらにいる奴らとはちょっと違う。いや、ちょっとどころじゃないな。俺には普通の人間にはない特殊な力を持っている。俺の1日は長い。　今俺は、主婦の間で人気のとある歌手の護衛している。そして、追われている。彼女の命を狙っている奴らから追われている。俺は彼女の手を引っ張り人ごみの中に逃げた。人ごみだと彼らはむやみに銃を撃たない。そのまま俺は、彼女が泊まるホテルまで走った。エレベーターに乗り、最上階まで行く。最上階に着くとそこには長い廊下があり、その先には全面ガラス張りの窓がある。

　人の気配がする。そう思った瞬間、ガラス越しから男が銃を連射してきた。ここは最上階。彼は滞空したまま。

　その銃は自動式のハンドガンで連射機能はない。しかし、彼は手を横に反動をつけて次弾装填を速める。打つ。異常な速さで打つ。だが、俺には弾の弾道が見える。その弾を避けつつ、こちらも対抗。俺も彼と同じように弾を連射。そして見事命中。彼はそのまま落下。急いで彼女を安全な場所へ連れて行こうとしたその時。

　「3秒！」

　その声と同時にまた彼は現れた。そしてまた連射。当然こちらも対抗し、彼の胸に命中。また落下する。すると、

　「3秒！！」

　その声と同時に三度彼は現れた。連射、対抗、命中、落下。また、

　「3秒！！！」

　連射、対抗、命中、落下、

　「3秒！！！！」

　連射、対抗、命中、落下、

　「3秒！！！！！」

　連射、対抗、命中、落下・・・・・・


　俺は要人警護官。世間一般からは「ＳＰ」と呼ばれている。ただ俺は、そこらにいる奴らとはちょっと違う。いや、ちょっとどころじゃないな。俺には普通の人間にはない特殊な力を持っている。俺の1日は長い。



　何カ月か前に見た夢ですが、まあ、おもしろかったので。次はその日に見た夢を書きます。ありのまま、けれども脚色たっぷりで。

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