次も何処かでまた会おう(2) [夢]
僕は屋敷の中に入った。
和洋折衷、1泊3万円のホテルのような内装で落ち着いた雰囲気を持つ屋敷だった。庭にいた僕の友人たちは大きな会議室へと移動していた。その部屋は薄暗く、前にはスクリーンが広がっており、部屋全体にパイプ椅子がならべてあった。はて、何が始まるのやら?
そこへ、先ほど感動的再会を果たすべきはずだったが何ともしょうもない会話だけで終わってしまった不甲斐ない僕の、失礼ながら、初恋相手が前を通り過ぎて行った。僕はすぐにあとを追いかけた・・・はずだった。
何故トロッコに乗っている!
鬱蒼とした森を駆け抜けている。目の前には太陽。そして海。それらに目がけてひたすら走っている。横にはさっきからガヤガヤうるさい浪花のインチキ落語家。太陽は沈みかけている。そして、完全に沈もうとした時、太陽が突如、緑色にまばゆく輝いた。
「見てみいや、あれがグリーンフラッシュや!」
僕は以前、ネットでこの光景を見たことがある。その時僕は死ぬ前に一度はこの目で見てみたいと思った。
それが今、叶ったのだ。このおっさんの横で。
崖が迫ろうとしている。まっすぐ走っていたトロッコは突如進行方向を横にを変えた。やがて太陽は、視界が遮られてしまい見えなくなった。
「きれいやったな~」
きれいだった。本当にきれいだった。ただ、欲を言えば、もう少し僕の欲望を叶えてくれてもよかったはずだ。
一緒に見る相手はこんなハゲオヤジではない。居るべきはずの人が居るべきだ。
―続く?―
和洋折衷、1泊3万円のホテルのような内装で落ち着いた雰囲気を持つ屋敷だった。庭にいた僕の友人たちは大きな会議室へと移動していた。その部屋は薄暗く、前にはスクリーンが広がっており、部屋全体にパイプ椅子がならべてあった。はて、何が始まるのやら?
そこへ、先ほど感動的再会を果たすべきはずだったが何ともしょうもない会話だけで終わってしまった不甲斐ない僕の、失礼ながら、初恋相手が前を通り過ぎて行った。僕はすぐにあとを追いかけた・・・はずだった。
何故トロッコに乗っている!
鬱蒼とした森を駆け抜けている。目の前には太陽。そして海。それらに目がけてひたすら走っている。横にはさっきからガヤガヤうるさい浪花のインチキ落語家。太陽は沈みかけている。そして、完全に沈もうとした時、太陽が突如、緑色にまばゆく輝いた。
「見てみいや、あれがグリーンフラッシュや!」
僕は以前、ネットでこの光景を見たことがある。その時僕は死ぬ前に一度はこの目で見てみたいと思った。
それが今、叶ったのだ。このおっさんの横で。
崖が迫ろうとしている。まっすぐ走っていたトロッコは突如進行方向を横にを変えた。やがて太陽は、視界が遮られてしまい見えなくなった。
「きれいやったな~」
きれいだった。本当にきれいだった。ただ、欲を言えば、もう少し僕の欲望を叶えてくれてもよかったはずだ。
一緒に見る相手はこんなハゲオヤジではない。居るべきはずの人が居るべきだ。
―続く?―
タグ:夢日記
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